社員旅行 --- タクシー会社にて

明後日から泊りで社員旅行に行きます。

今から憂鬱です。
いえ、実を言うと、一ヵ月以上前から憂鬱でした。

「集団でいるのが嫌い」
という主旨でタクシー会社に入った僕です。
それにも拘わらず、
泊りで社員旅行・・・

人間関係に苦しまない仕事ってないのだろうか?
そんな事ばかり考えてしまいます。


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車庫に戻るのが怖い (タクシードライバーとして)

①出発準備
②朝から深夜まで営業
③車庫で洗車
④事務所で納金業務

タクシードライバーの一日の流れは大体こんな感じです。
求人雑誌に書かれている勤務時間は②の事だけなので、
実際に勤務すると、①③④がプラスされ、
「求人雑誌と違う・・・」
と思ったりします。

ただ、今回は別の問題で、僕が悩んでいる事があります。
②の営業が終わり、③の車庫へ向かう時の事です。
僕の精神状態は非常に悪いです。
「うわっ、またあの車庫で洗車するんだ・・・」
と思うと、凄く辛い気持ちになります。
洗車自体が嫌いな訳ではありません。
車庫の中での雑談会が辛いのです。

「今日は○○なお客様がいて」
「売り上げが○○円だった」
「同期の○○さんは、変な運転をする」
「最近、血圧が高くて」
「今度、友達と釣りに行くんだけど」
・・・など雑談をしながら洗車をします。

自分自身がタクシードライバーになって思うのは、
タクシードライバーは喋り好きが多いという事です。
「タクシードライバーは一人好きが多い」
と認識していた僕にとってはキツイです。

 一般に、
タクシードライバーにとって洗車場は社交場だったりします。
しかし、
僕にとって洗車場は、孤立症の自覚を深める場所です。

最後のお客様に降車して頂き、
「ありがとうございました。またよろしくお願いします」
と告げた直後、
「ああ、洗車場へ行かなきゃ」
と今日もまた決意するのです。

孤立する時間が始まる・・・
そんな事を感じながら。
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タクシーのお客様---4ケース

 その日は朝一で無線の仕事があった。
Aさんという方の予約だった。

 待ち合わせ場所として指定されたのは、
ある喫茶店の駐車場だった。
時間は朝7時頃。
そこで待機していると、Aさんは現れた。

僕: 「おはようございます。ナギヒロと申します。
    よろしくお願いします」
A: 「ああ、おはよう。」
僕: 「どちらに行かれますか?」
A: 「ここの喫茶店に行こう」
僕: 「えっ?タクシーに乗らないのですか?」
A: 「そうそう。メーター入れていいよ。
    朝飯に行こう。おごるから」
Aさんからそう言われ、
僕はタクシーのメーターを入れた状態で、
そこの喫茶店へと入った。

 喫茶店の中で朝食を頂いた。
食事をしながら、
Aさんは僕の事を色々と聞いてきた。

なぜタクシードライバーになったのか?
学歴、職歴、家族構成、収入状況・・・など。

そうして時間が経過した。
朝10時になった頃にもう一度聞いた。
僕: 「今日はどちらにも行かないのですか?」
Aさん: 「そうだよ。今日はここで喋るだけだよ。
      もう少ししたら、昼食を食べよう」
僕: 「昼食もここで食べるのですか?」
Aさん: 「ああ、おごるから大丈夫だよ」
僕: 「本当ですか?ありがとうございます」
  遠慮すべきかとも思ったが、
ありがたく昼食も頂いた。

昼12時になった頃、
Aさん: 「じゃあそろそろ出よう」
 と言われ、その喫茶店から出た。

喫茶店の駐車場のタクシーに入り、
メーターを見ると、それなりの金額になっていた。
(タクシーは走らなくても、時間でもメーター加算されます)
Aさんにその金額を清算してもらい、
別れる事となった。

朝食代+昼食代+タクシーメーター代
を支払ってもらった。
かなり高額であり、ありがたいと思ったし、
走らないでお金を頂くとは、驚きの体験でもあった。

朝7時から昼12時までの約5時間。
喫茶店で喋って過ごすとは思わなかった。
Aさんに気に入られると何度か呼ばれるらしい。
ただ、残念ながら僕はこういうオシャベリが苦手だ。
最初の3時間位は本当に必死に喋っていたが、
最後の2時間程は気まずい空気が流れていた。
別れ際も気まずくなってしまった。

 タクシードライバーとして、
いつもは黙々と送迎を繰り返す僕であったが、
今日は、
コミュニケーションについて、
考えざるを得ない日となった。

ただ、
その日の売り上げはランキング上位となった。
Aさんには感謝すべきだと思った。


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タクシーのお客様---3ケース

 数日前、
タクシーで流し営業をしていると、
あるパチンコ屋の前で手が挙がった。

50代位の女性で、
タクシーに乗車するとすぐに、
「ここのパチンコ屋はダメだ。次に行くわ」
と言われた。

女性: 「じゃあ、キング行って」
僕: 「キング・・・ですか?申し訳ありませんが、
    キングまでの道を教えて頂けますでしょうか?」
女性: 「はあ?あんた、運転手でしょ」
僕: 「はい。申し訳ありませんが、私の勉強不足で、
    キングというのが分かってなくて・・・」
女性: 「パチンコのキング!! 常識でしょ!」
僕: 「すぐに地図で調べますので・・・」
    と言って、慌てて僕が地図を手に取ると、
女性: 「何をしてんの!今急いでるの、早く行って!」
    と厳しい口調になられた為、
    曖昧な状態で発進した。

結局、
その女性にパチンコのキングまでの道を教えて頂き、
たどり着く事が出来た。
「タクシーの運転手なのにさあ、道も知らないで、
よく仕事が出来るわね」
という女性の言葉が僕の胸に突き刺さった。
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タクシーのお客様---2ケース

 ある日の正午、
タクシー無線が鳴り、無線を取ると、
指定された場所はお好み焼屋の前だった。

 店の前へ到着すると、
気の良さそうな60代位の年配の男性が待っていた。

60代男性: 「おう、ここに車を着けてくれ」
僕: 「はい。分かりました」
60代男性: 「すぐに若いの2人も来るから」
僕: 「はい。承知しました」
と言って待っているとすぐに2人が店から出てきた。

見た目からして、その2人は40代位で、
2人の内の一人は、
100kgを超えるような体格の良い男性で、
グレーのジャケットに、ゴツイ金のネックレスをしていた。
もう一人は、
サングラスをした強面の男性だった。

金ネックレス男性とサングラス男性は、
「お待たせしてすみません。組長」
と60代男性に謝っていた。
それを聞いた僕は、
「あれ?もしかして・・・その筋の人ですか?」
と心の中で呟いた。

後部座席奥に組長、
その隣ににサングラス、
助手席に金ネックレス、
という状態になった。
金ネックレス: 「じゃあよお、○○の甘栗屋まで行ってくれ」
僕: 「申し訳ありませんが、
    私の勉強不足で○○の甘栗屋が分からないのですが、
    道を教えて頂けますか?」
金ネックレス: 「ああ?何でそんな事も知らんのや」
組長: 「まあいい。俺が教えるから」
僕: 「申し訳ありませんが、お願いします。
    それでは発進させて頂きます」
   そうして発進した。

組長: 「とにかくこの道を真っ直ぐ行けば良いだけだ」 
僕: 「はい。分かりました」
   僕は簡単な道だと知ってホッとした。

ただしばらくすると、進入禁止の標識があり、
真っ直ぐ進めない状態となった。
僕: 「今、前方に進入禁止の標識がありますが、
   どうしましょうか?」
金ネックレス: 「そんなもん関係ないやろ、行けや!」 
僕: 「えっ?いや、それは無理です」
金ネックレス: 「ああ、お前、俺を怒らせるのか?」
僕: 「いえ、そんなつもりはありませんが、
    法令違反となりますので」
金ネックレス: 「こいつどうします。組長?」
組長: 「まあいい。左に曲がって行けば」
僕: 「はい。分かりました」
   と言い、安堵した気持ちで左へ曲がった。
 
ところが左へ曲がると、道に迷ってしまった。
僕: 「申し訳ありませんが、どう行きましょうか?」
金ネックレス: 「おい。お前変な道行ったら分かっとるやろな。
          指一本へし折る程度じゃすまさんぞ!」
僕: 「はい。何とか戻ります」
  と言いながら、冷汗が止まらなかった。          

金ネックレス: 「チャカ知っとんのか?懐に入っとるからな」
         そう言いながら、懐に手を忍ばせ、
         運転している僕の肩をグイッと掴んだ。
サングラス: 「おい。もう止めとけ」
組長: 「あとはこの道を行けば大丈夫だ」

サングラスと組長のフォローで、
後は安心して運転出来ると思った。

 しかし、今度は前方を走る車がゆっくり運転だった時、
助手席の金ネックレスは、隣から僕のハンドルに手を伸ばし、
クラクションを思いっきり鳴らしながら、
金ネックレス: 「どかんか、ボケが!!」
         と怒鳴り散らした。
僕: 「いや、危ないですよ」
金ネックレス: 「はよ行けや!」
僕: 「はい。なるべく早く行きます」
 

 こうして色々ありながらも、○○甘栗屋へ到着した。
僕: 「料金は1,500円になります」
金ネックレス: 「なんや、ボッタくっとんのか?」
僕: 「いえ、そんなつもりはありません」
金ネックレス: 「まあいい。そんじゃ頑張れや。釣りはいいからな」
         と言って2,000円を置いて行かれた。


   
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