タクシーのお客様---3ケース

 数日前、
タクシーで流し営業をしていると、
あるパチンコ屋の前で手が挙がった。

50代位の女性で、
タクシーに乗車するとすぐに、
「ここのパチンコ屋はダメだ。次に行くわ」
と言われた。

女性: 「じゃあ、キング行って」
僕: 「キング・・・ですか?申し訳ありませんが、
    キングまでの道を教えて頂けますでしょうか?」
女性: 「はあ?あんた、運転手でしょ」
僕: 「はい。申し訳ありませんが、私の勉強不足で、
    キングというのが分かってなくて・・・」
女性: 「パチンコのキング!! 常識でしょ!」
僕: 「すぐに地図で調べますので・・・」
    と言って、慌てて僕が地図を手に取ると、
女性: 「何をしてんの!今急いでるの、早く行って!」
    と厳しい口調になられた為、
    曖昧な状態で発進した。

結局、
その女性にパチンコのキングまでの道を教えて頂き、
たどり着く事が出来た。
「タクシーの運転手なのにさあ、道も知らないで、
よく仕事が出来るわね」
という女性の言葉が僕の胸に突き刺さった。
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タクシーのお客様---2ケース

 ある日の正午、
タクシー無線が鳴り、無線を取ると、
指定された場所はお好み焼屋の前だった。

 店の前へ到着すると、
気の良さそうな60代位の年配の男性が待っていた。

60代男性: 「おう、ここに車を着けてくれ」
僕: 「はい。分かりました」
60代男性: 「すぐに若いの2人も来るから」
僕: 「はい。承知しました」
と言って待っているとすぐに2人が店から出てきた。

見た目からして、その2人は40代位で、
2人の内の一人は、
100kgを超えるような体格の良い男性で、
グレーのジャケットに、ゴツイ金のネックレスをしていた。
もう一人は、
サングラスをした強面の男性だった。

金ネックレス男性とサングラス男性は、
「お待たせしてすみません。組長」
と60代男性に謝っていた。
それを聞いた僕は、
「あれ?もしかして・・・その筋の人ですか?」
と心の中で呟いた。

後部座席奥に組長、
その隣ににサングラス、
助手席に金ネックレス、
という状態になった。
金ネックレス: 「じゃあよお、○○の甘栗屋まで行ってくれ」
僕: 「申し訳ありませんが、
    私の勉強不足で○○の甘栗屋が分からないのですが、
    道を教えて頂けますか?」
金ネックレス: 「ああ?何でそんな事も知らんのや」
組長: 「まあいい。俺が教えるから」
僕: 「申し訳ありませんが、お願いします。
    それでは発進させて頂きます」
   そうして発進した。

組長: 「とにかくこの道を真っ直ぐ行けば良いだけだ」 
僕: 「はい。分かりました」
   僕は簡単な道だと知ってホッとした。

ただしばらくすると、進入禁止の標識があり、
真っ直ぐ進めない状態となった。
僕: 「今、前方に進入禁止の標識がありますが、
   どうしましょうか?」
金ネックレス: 「そんなもん関係ないやろ、行けや!」 
僕: 「えっ?いや、それは無理です」
金ネックレス: 「ああ、お前、俺を怒らせるのか?」
僕: 「いえ、そんなつもりはありませんが、
    法令違反となりますので」
金ネックレス: 「こいつどうします。組長?」
組長: 「まあいい。左に曲がって行けば」
僕: 「はい。分かりました」
   と言い、安堵した気持ちで左へ曲がった。
 
ところが左へ曲がると、道に迷ってしまった。
僕: 「申し訳ありませんが、どう行きましょうか?」
金ネックレス: 「おい。お前変な道行ったら分かっとるやろな。
          指一本へし折る程度じゃすまさんぞ!」
僕: 「はい。何とか戻ります」
  と言いながら、冷汗が止まらなかった。          

金ネックレス: 「チャカ知っとんのか?懐に入っとるからな」
         そう言いながら、懐に手を忍ばせ、
         運転している僕の肩をグイッと掴んだ。
サングラス: 「おい。もう止めとけ」
組長: 「あとはこの道を行けば大丈夫だ」

サングラスと組長のフォローで、
後は安心して運転出来ると思った。

 しかし、今度は前方を走る車がゆっくり運転だった時、
助手席の金ネックレスは、隣から僕のハンドルに手を伸ばし、
クラクションを思いっきり鳴らしながら、
金ネックレス: 「どかんか、ボケが!!」
         と怒鳴り散らした。
僕: 「いや、危ないですよ」
金ネックレス: 「はよ行けや!」
僕: 「はい。なるべく早く行きます」
 

 こうして色々ありながらも、○○甘栗屋へ到着した。
僕: 「料金は1,500円になります」
金ネックレス: 「なんや、ボッタくっとんのか?」
僕: 「いえ、そんなつもりはありません」
金ネックレス: 「まあいい。そんじゃ頑張れや。釣りはいいからな」
         と言って2,000円を置いて行かれた。


   
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会社説明会のドライバー

最近、自分の勤務するタクシー会社において、
会社説明会がありました。

会社説明会では、
人事部の人がパンフレットで会社の紹介をしたり、
社内を見て回りながら説明をされたりします。
ただ、
それにプラスして求人に応募された方に
実際にタクシーに乗車してもらい、
リアルなタクシーを見てもらうという内容も
あります。

その会社説明会のドライバーに
なぜか僕が呼ばれました。

今回は、
求人雑誌を見て応募のTELをされた人が2人、
会社説明会&面接に来ました。
20代、30代という若い2人でした。

ドライバーである僕と応募者2人という
3人で数か所を巡りながら、
タクシードライバーのリアルについて
話しました。
ただ僕も急きょ呼ばれたので、
その20代、30代の2人の応募者に対して
何をどう説明すれば良いのか
困惑しました。

僕としては綺麗事よりも、
タクシードライバーのリアルな部分を話すようにしました。

応募された2人は、
僕のタクシーを降車した後、
面接のようでした。

入社されるにしても、されないにしても、
応募された2人には良い方向へ行って
欲しいと思いました。
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タクシーのお客様 --- 1ケース

 ある日、
タクシーに乗っていたら無線が鳴った。
無線を取ると、
「朝8時00分に○○料亭へ」
という伝達があった。

 一目散に○○料亭へ向かい、
僕が到着したのが7:50だった。
約束時間よりも遅れるのは厳禁なので、
大体は前もって到着して待っている。

このお客様を待っている時間が、
僕にとっては緊張感みなぎる時間だ。

8:00を過ぎても現れず、
8:10頃に門が開き、お客様が現れた。
着物を着た女性2人だった。
若い女性と年配の女性の2人組だったが、
若い方の女性がなかなか厳しい人だった。

女性:「○○駅まで急いで」
   と到着早々に言われた。
僕:「はい、かしこまりました。それでは出発します」
   と言い、急ぎ目で発進した。
  
 朝の8時頃だと、通勤ラッシュの真っただ中で、
周りは渋滞の嵐だった。
こういう時はお客様の意図を汲み取ると焦る。

 危険を誘発するような事はするまいと、
いつも肝に銘じて僕は運転をしている。
しかし、ある信号にて黄色で僕が止まった時に
女性が切れた。
女性:「何をしてるの!急いでって言ったでしょ!」
僕:「はい、出来るだけ急いで行かせて頂きます」
女性:「はあ?さっきからチンタラチンタラ何をしてるの?」
僕:「はい、申し訳ございません」
女性:「右へ左へ、どんどん空いた方へ行かな。
    運転の仕事してるなら、それぐらい分からなあかんでしょ」
僕:「・・・、はい。分かりました」

 その後、僕は本意ではないが、ジグザグ走行をした。
空いた車線から空いた車線へ、次々と車を抜かして。
女性:「はい、次はこっちが空いてる」
   という指導の元に。

僕:「まもなく○○駅へ到着しますが、
   どの辺りにお着けしましょうか?」
女性:「そんなの一番近い場所に決まってるでしょ!」
僕:「はい。承知しました」

  そうしてお客様方は○○駅へと歩いて行かれた。

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『孤立症』の僕に生きて行く道はないのだろうか?

タクシードライバーへ転職して数ヵ月が経過しました。

職場では相変わらず孤立しています。
周りに溶け込む事が出来ないです。

営業が終わり、
洗車中や事務処理中に、
ドライバー同士で楽しそうに談笑していますが、
そんな中で僕はポツンとしています。

ニコニコしながら雑談するという事が、
僕には本当に出来ないのです。

昨日、
「もっと周りの先輩等に話し掛けた方が良いよ」
というアドバイスを貰いましたが、
凄く困りました。

「上司や同僚との人間関係を気にしなくて良い」
「タクシーは一人仕事だから」
という言葉につられて僕はタクシードライバーを
始めたのですが、
人間関係で悩み始めています。

『孤立症』の僕に生きて行く道はないのだろうか?
悩む日々は続きそうです・・・
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