反抗期が無かった2

 中学の頃は反抗期が無かったから、
心の中に怒りが充満していた。
 自分の中に閉じ込めた怒りでキチガイになるかもしれないと思っていた。
布団の中で、のたうちまわる事も多かった。

 ある日から壁を殴るようになった。拳で思いっ切り壁を殴っていた。
その怒りは本当なら親に向かうべきものだったが、
壁を親に見立てて殴りまくっていた。

 拳から血が流れる事も頻繁にあった。
壁はボコボコに凹んだ。怒り狂って殴った時には壁を貫通した時もあった。
壁の穴の数は100を超えていたと思う。

 少年院に入る自分の姿を想像する事も良くあった。
壁を殴る怒りを、そのまま親にぶつければ、親は即死だと思っていた。

 軽く反抗するとか出来る感じがしなかった。
反抗し出したら殺す所まで行ってしまうと思っていた。

 親も中学くらいから、僕に手を出す事が無くなっていた。
調子に乗って僕を虐めていた父親も、
僕を警戒するようにはなっていた。

 中学2年で父親と腕相撲をやった時、僕の方が圧倒的に強かった。
父親の手がフニャフニャに感じる程だった。
 その頃は、僕は腕相撲に関してはクラスで1番強かった。

 それでも親に反抗出来なかった。
 昔の恐い親の面影を感じて反抗するのが怖かった、
自分に経済的自立が出来てない、
反抗し始めたら親を殺してしまう。
 色々な反抗を躊躇する材料はあったけど、
結局1番の理由は、僕に行き場所が無かった事だと思う。
 
 友達や彼女、優しい親戚の人、理解ある担任教師など、
そうした人達が僕にいれば良かったけど、
僕の周りには誰もいなかった。

 憎むべき親でも、僕は親に見放されるのが怖かった。

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