『うまくいかないことを「○○」のせいにしているあなたへ』 --- という記事を読んで

うまくいかないことを「親」や「配偶者」や「時代」のせいにしているあなたへ
という記事がyahooニュースで紹介されていました。

その一部には次のような事が書かれていました。

『言い訳をして責任転嫁をすると、その一瞬は気持ちがラクになります。
親が悪い、上司が悪い、部下が悪い、配偶者が悪い、社会が悪い。
だから、自分は悪くない。心がスッと晴れることでしょう。
しかし、それは一瞬のことでしかありません。』
『遺伝や親の育て方を恨んでも、何一つ変わらないでしょう。
過去を受け入れ、前提条件とみなしていくしかありません。』


↑この考え方は一般に正しいのだと思います。
立派な人間の考えだと思います。
まさしく正論です。

この正論と僕の考えが食い違っているから、
僕は苦しんでいるんだと思っています。
正論と異なる考えの僕は変質者扱いかもしれません。
でも僕は自分の考えを曲げる訳には行きません。

僕も20代中頃までは同じように考えていました。
「人のせいにしたって仕方ない。自分の人生は自分で決めるんだ」
「過去のトラウマ・・・そんなもの言い訳だ。がむしゃらに生きるんだ」
そんな風に僕も考えていたのです。

でも今は違います。
うまく行かない原因は「親の育て方」にあったと確信的に思っています。


みなさんは、戦争から戻った帰還兵の話を聞いた事があるでしょうか?

ベトナム戦争から無事帰還したアメリカ兵の中に、
不安や恐怖、睡眠障害、幻覚様症状、フラッシュバック(過去の外傷体験を生々しく思い出すこと)
といった精神症状の苦痛を訴える人が大勢現れた。

PTSDの病理研究は、実はこういう所から始まったそうです。

戦場帰りの帰還兵と言えば、ツワモノです。
修羅場をくぐり抜けた屈強な猛者です。
それが、平和な自国に戻り精神不安になるのです。

『虐待』や『いじめ』を経験した人においても、
同様の症状が見られる事が分かって来ました。
『虐待』や『いじめ』もまた、
拭い去る事の出来ない辛い経験なのです。


今回、yahooニュースで記事を書かれた人からすると、
僕のような人間は、単なる『言い訳野郎』だと思うけど、
僕は僕で必死に生きてるし、
『虐待』や『いじめ』を受けた人も必死で生きてるんです。

「戦争」を経験し、精神不安になった人は、「戦争」のせいにすれば良い。
「虐待」を経験し、精神不安になった人は、「親」のせいにすれば良い。
「いじめ」を経験し、精神不安になった人は、「同級生」のせいにすれば良い。
僕はそう思います。
それを、
過去なんて関係ないから、
自分の人生は自分次第でいくらでも決められるから、
他人のせいにする奴はダメ人間だ。
みたいな決めつけは憤りを感じます。

 今回の記事、
うまくいかないことを「親」や「配偶者」や「時代」のせいにしているあなたへ
を書いた人、もしくは同じような考えの人ばかりの世の中なら、
僕は生きて行くのが困難になるでしょう。
自殺せざるを得ません。

精神的に不安定な人は、こうした正論に潰されてしまうのでしょうか?
今回の記事のような考え方が社会では一般です。
今回の記事を書いた人は社会的評価のある立派な人なのでしょう。
そして、僕のような考えが幼稚だと捉えられます。

だからこそ広げなければなりません。
「虐待」、「いじめ」、「孤立」、「精神不安」・・・
こうした事で苦しむ事は悪くないんだと。
むしろ立派に戦っているんだと。
逆に、
今回の記事、
うまくいかないことを「親」や「配偶者」や「時代」のせいにしているあなたへ
を書いた人は、そういう事は知らないと思います。

こういう立派な記事との戦いが僕のテーマになってきます。
でも仕方ないのです。
僕はこういう宿命なのですから。




※僕も応募した『新編 日本一醜い親への手紙』の制作が始まっています。
虐待についてのリアルを知れる貴重な本になる事でしょう。
ただ、まだまだ購入者が少なくて困っているようなので、
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自分もナギヒロさんの意見に賛成です。対人恐怖や視線恐怖や表情恐怖や場面緘黙は家庭環境と遺伝が主要因です。うちは父親が対人恐怖で母親が世間体を異常に気にする教育ママでした。小さいころから原因もわからず、さんざん悩みぬいて努力してきたけど、それでも何も良くはならなかった。こういう人もいるんですと。正論はあくまでも正論で、一見真っ当に聞こえますが、本質を何も理解できていないと反論したいです。今日も視線恐怖のため挙動不審が酷くコンビニにも入れませんでした。自分も『新編 日本一醜い親への手紙』を購入しました。文化的虐待に興味があります。

こんにちわ、棒さん。

 意見に賛同して頂き、ありがとうございます。

 対人恐怖、視線恐怖、表情恐怖、場面寡黙、
どの症状も辛いですね。
僕もそれらで苦しんでます。

 親の影響は大きいと思います。
親から褒められて育った人、
親から馬鹿にされて育った人では、
やはりその後の人生が違うと思います。
それを全く関係ないと言う事に無理があると思います。

 今回の記事、
『うまくいかないことを「親」や「配偶者」や「時代」の
せいにしているあなたへ』
を書いた人などが、
生きづらさに悩む人を追い詰めていると感じています。

 視線恐怖症で、今日一日が違ってしまいますね。
それほどに大きな問題ですね。
コンビニは僕もお釣りの受け渡しが怖い時があります。
 楽観的な正論では解決しないですね。
本質的な問題を知り、その上での解決を望みたいですね。

 『新編 日本一醜い親への手紙』を購入されたのですね。
それはありがたい事です。
虐待についての理解が広がって欲しいですね。
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