精神科病院の"身体拘束"を考える

みなさんは、精神医療を信頼していますか?
精神科のお蔭で助かったと思った事はありますか?

2017年9月7日のハートネットTVにて、
『精神科病院の"身体拘束"を考える』
というテーマで放送されていました。

 今年5月、神奈川県内の精神科病院で、
あるニュージーランドの男性が亡くなったそうです。
享年27歳。
死の原因は、精神科病院における身体拘束だそうです。

 幼い頃から日本が好きで来日したニュージーランドの男性、
日本では小中学校で英語を教えてたそうです。
ですが、ある頃から躁鬱病になり、
精神科病院に行くと、身体拘束が始まってしまったそうです。

ニュージーランド男性の家族が、
「いつまで拘束するのですか?」と質問すると、
看護師からは、
「ゴールデンウィーク中は主治医がいないから拘束しておきます」
と言われたそうです。

 そのニュージーランド男性は、
身体拘束によって日に日に弱っていったそうです。
そして、身体拘束から10日ほど経過した頃に亡くなったそうです。
搬送された別の病院で言われた死因は、
長時間の身体拘束によって血栓が出来た事ではないか
と言われたそうです。



番組内では、
頑丈な拘束具が紹介されていました。
肩、腰、両手、両足などを固定して、
本人が動けないようにします。

 身体拘束をする場合には、オムツも着用するようです。
つまりは、トイレに行きたくても、行かせてもらえないという事です。
身体拘束をされたら、オムツで用を足すようです。

 ベッドの上で、ガチガチにベルトで縛られて毎日を過ごす。
患者:「すみません、トイレに行きたいんですけど・・・」
看護師:「はあ?オムツの中ですればいいでしょ」
  と言われて、縛られたまま、大便や小便の用を足す。
そんな現状があるようです。
 オムツの交換は看護師がしてくれるようですが・・・

・精神障害者にも心があります。
・人としての尊厳はない。
・とても怖かった。
・妻が産後うつで身体拘束。
・・・などの声が、
番組に寄せられたようです。

 全国11の精神科病院での調査(2015年)にて、
身体拘束の実施日数の平均が約96日だと伝えられていました。
これだけの日数の間、拘束され続けたら、人はどうなるのだろう? 
拘束によって死んだ人は何人いるのだろう?
など、色々と気になりました。
  
「自傷行為したことから1週間にわたり全身を拘束されました。
バンドの締め付けが痛くても、喉が渇いて
声が枯れるほど叫んでも、部屋には誰も来ず、
学んだのは、言いなりになっていれば、
拘束が少しずつ緩められ開放されるということ。
1週間ぶりに起き上ったら歩けなくなっていました」
とか、
「面会に行くと、全身拘束オムツの姿で、精神安定剤を飲まされ、
意識もうろう、ヨダレを垂らしている状態だった。」
などの拘束された側の意見があります。

一方で、
「拘束は確かにしない方がいいけど、
若い患者に暴れられたら職員が怪我をすることもある。
その責任は誰がとってくれるの?」
とか、
「努力?してないと思ってんの?看護者だって医師だって努力して、
それでも必要だから身体拘束してるんだよ」
などの医療従事者からの意見がありました。



↑上記が番組の内容でした。
 僕の意見としては、精神科においては、
「患者目線の治療が行われていないのだな」 
という残念な思いでした。
 病院側は、患者の視点に立って考えて欲しいです。

一つの僕の提案として、
精神科病院で働く人は、
新人研修において、
3日間だけでも身体拘束を経験したらどうでしょうか?
オムツをはいて、両手に両足、腰、肩を拘束し、
助けを呼んでも誰も来ない状況を経験すれば良いと思います。
オムツも交換してもらえば良いと思います。
そういう患者と同じ経験をして欲しいです。

について、
「なんで俺が?私が?拘束なんてされなあかんのだ!」
「俺は医者だぞ。私は看護師だぞ」
「あいつらは我々とは違うじゃないか・・・」
とでも言われそうですが。
僕の視点では、精神病患者も医師も看護師も同じ人間です。

精神医療従事者には、 
患者視点に立った医療を目指して欲しいです。
それが僕の願いです。
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No title

この事件知っています。
これ明かな殺人ですよ。本人もご遺族も無念でしょうね。
多剤療法なども問題となっていますね。先進国では日本だけです。
精神科医や製薬会社は金儲けのために存在しているだけといって
も言い過ぎではないと思います。
薬は必要最小限にして社会の中で皆といかに共存していけるかを
模索、研究するのが本来の医療従事者の責務ではないでしょうか。
日本は今回の事件や難民認定の問題など愚劣な3流国家です。

こんにちわ、棒さん。

 この事は知ってらしたのですね。
本当に残念な事です。
 躁鬱病で訪れた患者を、10日近くも身体拘束する必要があったのか?
不思議で仕方ありません。
 今回は異国のニュージーランドの方だったので、
マスコミで取り上げられましたが、こうした身体拘束による
死亡は精神科病院で多々あるのではないか?
と個人的に思っています。

 棒さんの言われるように、多剤投与も問題ですね。
その副作用で苦しむ人も沢山います。
僕もメンタルクリニックや精神科病院にて薬を強要されたので、
他人事ではありません。

 精神科医やその関係者の言う通りにした結果、
ボロボロになってしまう患者がいるのが現実だと
思います。
 残念な事ですが、日本ではそういう部分がありますね。

こんばんは

私もニュージーランドの方の件、新聞で読んでぞっとしました。
精神医療従事者にも冷たい人はいますね。前に就労移行に通っていた時に、職員が「もうここには慣れた?」と聞かれたので「まだ慣れなくて緊張しています。」と言ったら、その人が不機嫌になって「普通結構すぐ慣れるんだけど!」って言われ嫌な顔したり、すごく体調悪いときに「元気そうだね」とか言われて「腹痛で調子がよくないです」といってもかみあわず、こっそりお手洗いでしらばく休んだりしていました。
精神科以外の外来などで、お薬手帳を見せると、薬剤師さんから精神のお薬ですか?とか質問されますし、ある先生にお薬のアレルギーありますかと聞かれてアカシジアの事を答えたら、あまりしらないみたいで、説明が難しく、科によっても違うので大変だけれど、精神の事を他の科で話すことには勇気がいるなと感じました。

精神医療従事者にはせめて研修をしっかりして、今度今後このようなことが起らないようにしてほしいです。心に関するテストを受けてから望んでほしいと思います。人の心に寄り添える人と、まったく
鈍感な人がいますね。介護研修ではオムツ研修をしますが、精神医療従事者も気持ちを知るうえで、拘束研修をうけることもいいのかもしれませんね

No title

こんにちわ、ゆなさん。

 精神病になっただけで、身体拘束とかってオカシイと思います。
精神科では、色々な問題行為が行われていますね。
精神科で殺された人も多数いると思われます。

 精神医療従事者も、変な人が多い気がします。
「普通すぐ慣れるんだけど!」というのは、カチンときますね。
環境に慣れるのが困難だという苦しみも
分かってもらえないのですね。そういう職員と一緒にいると
余計に疲れてしまいますね。
 体調が悪い時に、「元気そうだね」と言われても
困りますね。適当に「元気そう」と言ってるだけですね。

 精神科に通っているというのは、世間体が悪いですね。
こういう事をもっとオープンな問題にしたいですね。

 精神医療従事者には、患者が何を望んでいるのか?
を真剣に考えて欲しいですね。
患者の意思を尊重して欲しいです。


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